牛の背骨を拳で折る 元宵節に內蒙古で伝統競技大會
ソース:中國國際放送局作者: 2024-02-26 10:28
出場者は民族衣裝で登場
中國の伝統的な祝日?元宵節(舊正月15日、今年は2月24日)を伝統競技で祝おうと、北東部の內蒙古自治區呼倫貝爾(フルンボイル)市鄂溫克(エベンキ)族自治旗では、同自治區の伝統競技「牛の背骨を拳の一撃で折る」大會が行われました。
試合中のフスラーさん
この競技は北方の遊牧民の遊びから生まれたもので、片手に持った1本の牛の背骨を、反対の手の拳を打ち付けて折るという競技です。フルンボイル市內や周辺の各村では、一年を通じてこの競技の大會が行われています。
用意された牛の背骨(抽選のために番號が付けられている)
24日に行われた大會には、達斡爾(ダフール)族、蒙古族、鄂溫克(エベンキ)族など現地の各民族から48人が參加しました。1人ずつ挑戦し、骨を折れた選手だけが次のラウンドへ勝ち進みます。今大會のために用意された骨は計600本で、太さや硬さに多少の違いがあるため、使用する骨はラウンドごとに抽選で選ばれます。最終的には15ラウンド、3時間にわたる接戦を経て勝者が決まりました。上位8人には最大3000元(約6萬3000円)の賞金が授與されました。
優勝のトロフィーと賞金パネルを手にするフスラーさん
優勝したエベンキ族のフスラーさんは、「こうした大會には3年ほど前から參加している。10回以上出場して、そのうち半分で優勝した。今日は優勝するまでに19本の骨を打った。この競技は力だけの勝負ではなく、打つ部位や角度を選ぶにもコツがあるので楽しい」と話しました。
編集:董麗娜
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