端午節を前に甘粛省で「中醫薬匂い袋」が若者の間で人気に
ソース:人民網日本語版作者: 2025-05-26 16:47
端午節(端午の節句、今年は5月31日)を控え、十二支やマスコットキャラの「福娃」、ひょうたん、縁起物の「如意」の刺繍をベースにデザインされた「中醫薬匂い袋」が甘粛省蘭州市で流行し、若者の間で人気を集めている?!笩o形文化遺産+中醫薬匂い袋」シリーズの商品は、近年相次いで爆発的人気となっている中醫薬ミルクティーや中醫薬スイーツといった「中醫薬系食品?ドリンク」に続く、新たなトレンドで、若者を中心に人気となっている。中國新聞網が伝えた。
甘粛省中醫學病院の「隴中醫薬苑」では21日午後、端午節に合わせて、獨特なセレモニー感を演出しようと、多くの消費者が、匂い袋を吟味しながら選んでいた。
晝休みにわざわざ車を走らせてやって來たという蘭州に住む女性?李鳳玉さんは、「デザインもとてもいいので、カバンにつけることもできれば、キーホルダーにすることもできる。祭日のムードを醸し出すこともできるし、自分の鼻炎の癥狀を和らげることもでき、一挙両得。若者はこうしたちょっとしたグッズが大好き」と話しながら、家族のために、干支シリーズの中醫薬匂い袋を3つ購入していた。
端午節が近づき、甘粛省中醫學病院は「無形文化遺産+中醫薬匂い袋」といった一連の商品を打ち出している。同病院?薬學部の主任中醫薬薬剤師の顧秀琰さんは21日の取材に対して、「季節や気候の特徴に合わせて、しっかり研究した上で、中國醫學の古典の処方を採用し、十二支、蓮の花、福娃、ひょうたん、如意などをテーマにした30種類の『中醫薬匂い袋』を打ち出した」と説明する。
顧さんによると、「中醫薬匂い袋」には、主にセキショウ、カッコウ、ランソウといった生薬が使われており、香りを通して、気分をすっきりさせたり、濕邪を取り除いたりする効果が期待できるという。部屋やクローゼット、車內に掛けておくほか、蟲よけや風邪などの病気、鼻炎の予防のために、飾りのように身につけることもできる。
甘粛省慶陽市の國家級無形文化遺産「香り袋刺繍技術」が駆使されたこの「中醫薬匂い袋」は、5月中旬に発売されると、人気を集め、1日に100個以上売れている。
中醫薬の重要な発祥の地で、中國の生薬の主な産地の一つでもある甘粛省は近年、中醫學をテーマにしたオリジナルウェルネスを打ち出して、若者の間で話題となり、中醫薬をテーマにした薬膳料理や健康茶、特色ある中醫學診療などが、中國の「中醫學ファン」の心を鷲摑みにしている。
編集:董麗娜
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